Mayaが突然エラー落ちしたときの、Mayaのデータ保存場所の解説と
オートセーブの設定方法や管理人が普段どうしているかのお話です
2パターンの落ち方と保存場所
Mayaが突然落ちるとき、落ち方は2パターンあります。
- エラーメッセージ無しで、突然落ちるパターン
- この記事のサムネイルのように、エラーメッセージが出て落ちるパターン
ここから、それぞれについて解説します
①エラーメッセージ無しで落ちた場合、復旧は絶望的・・・
残念ながら、エラーメッセージ無く突然落ちた場合は結構絶望的です・・・。
後述の緊急保存されているフォルダを参照しても見つからない場合が多いです。
ただし、オートセーブの設定を入れていれば、オートセーブフォルダに残っている可能性があります。
オートセーブに関しては後述します。
②エラーメッセージがあって落ちた場合の保存場所は、[%Temp%フォルダ]
この記事のサムネイルのようにエラーメッセージが出て落ちた場合、
下記フォルダにデータが保存されています。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Temp
[Tempフォルダ]は、エクスプローラー上で
%Temp%
と入力してエンターキーを押すと、すぐに[Tempフォルダ]へ移動することができます。
ファイルが多いので、更新日時順にソートすると見つけやすいです。
[ユーザー名].[日付].[時間].ma の名前で保存されています。
また、[Tempフォルダ]は通常隠しフォルダ扱いです。
上記のファイルの場所が表示されない場合、エクスプローラー上部の[表示タブ]内にある
隠しファイルにチェックを入れてみてください。
オートセーブの設定方法
オートセーブの設定方法
オートセーブの設定場所は
メインメニューの[ウィンドウ]内にある[設定/プリファレンス]の[プリファレンス]を開きます。
[プリファレンス]内にある[ファイル/プロジェクト]の[自動保存]項目内の[有効化]にチェックを入れます。
また、便利なオプションとして[自動保存数を制限]があります。
チェックを入れて自動保存数を設定すると、自動保存の上限を設定してくれるだけでなく
古いファイルは自動で消していってくれるので、PCのデータ容量を圧迫しにくいです。
デフォルトのオートセーブファイルの保存先は、プロジェクト内の[autosave]
です。フォルダ名の所にチェックを入れると、自分の好きなフォルダを指定できます。
①のエラーメッセージ無しで落ちたパターンのとき、オートセーブを有効にしていたら、
もしかしたらここにデータが残っているかもしれません。
管理人がやっている対策
で、管理人が普段どういう対策をしているかというお話です。
ここまで書いておいてなんですが、オートセーブの設定はしていません。
なぜかというと、ZBrushからの重いデータを扱うこともあって、保存に時間がかかるからです。
保存の度に作業が微妙に中断されて嫌だったんですよね。
ではどうしているかというと、キリが良いタイミングや気が付いたタイミングでこまめに保存する
というアナログで地味なやり方をしています。(汗)
管理人のように手動派で、かつ「このタイミングで戻れるようにデータを取っておきたい」
というときは[増分して保存]もおすすめです。
勝手に後ろの番号(.0001、.0002 ……)をつけて保存していってくれます。